ブログランキング参加しました。1クリックよろしくお願いしますm(_)m
早いもので、とうとう9月となりましたね。
あっという間な感じがすごくあります。
これからはイベント盛りだくさん。気持ちもテンションを上げて、ビシバシ行きたいと思っております。
先日開催しました
、睡龍、生もとのどぶを語り合う会。
少人数でしたが、無事に終了しほっとしております。
正直、感慨深いものもありますが、せっかくですので楽しく会を開催いたしました。
私どもの試飲会は、料理との相性も考えながら進めております。
冷や、燗、炭酸割り、の3パターンの飲み方で提案し、料理を甘味、辛味、酸味、苦味の料理を用意して、皆さんと相性を話し合う会です。
今回は、久保本家酒造の蔵元 甕 紘子さんをお招きして、
日本酒の説明などをお願い致しました。
蔵元 紹介
久保本家酒造 睡龍 (奈良県)
久保本家酒造の始まりは、元禄十五年(1702年)、 久保家の先祖である久保官兵衛が、吉野から大宇陀に移り、酒蔵を 築いたことによる。大宇陀は水が豊かで、昼夜の気温差が激しく、よい米が取れるという土地柄で酒蔵を営むには良い土台であった。 当時は経済の中心地でもあり、付近には15軒あった造り酒屋も今では2軒のみとなってしまった。 歴史を感じさせる、由緒ある建物が現在も蔵として使用されています。 平成15年より新進気鋭の若気杜氏、加藤克則氏を招き入れ、伝統的な日本酒製造技術である「生酛造り」を蔵の方針としました。 この「生酛造り」の為に蔵を大改造し、出来上がったお酒が「睡龍」です。
熟成を経て味わいの乗る「生酛造り」はまさに、眠れる龍が目を覚ます如く、睡龍のネーミング通りです。 香り高いお酒よりも、食中酒としてまずありきで、おとなしさの中にも味わいとキレがあり、腰のすわったお酒を目指し造られています。
熟成による味の膨らみ、また燗による味の広がりが久保本家・睡龍の持ち味です
日本酒一覧表
睡龍 生酛のどぶ 26BY 3,050円(税込み 3,294円)
アルコール分 15.0度 精米歩合 65% 原料米 五百万石 アキツホ
乾杯で炭酸割りを用意、日本酒2:炭酸1の割合でご提案。乳酸系の香りと味わいが心地よく
ついついぐびぐびと飲んでしまう日本酒です。
冷や 酸味の味わいが優しく、軽い。まだ熟成が出来そう、口当たりの強さはあるが、後味の優しさが心地よい。
燗 米の味がしっかり感じ、旨みはあるが、味の苦味なども出てくる、料理の相性としては奈良漬のクリームチーズ
睡龍 純米 涼 23BY 2,380円(税込み 2,499円)
アルコール分 14.0度 精米歩合 65% 原料米 五百万石 アキツホ
冷や 牛乳やヨーグルトのような香りが立ち込め、うっすら熟成感も感じる。ふくよかな甘味と酸味、柔らかい味わいとバランス、うまみの強さもあるが、若干軽い、(低アルコールのせいかな)
燗 50度くらいからさらに低い温度帯になるとバランスが際立ってきます。酸味の強いアスパラのピクルスなどとの相性はよさそうです。
睡龍 純米酒 22BY 2,480円(税込み 2,604円)
アルコール分 15.0度 精米歩合 65% 原料米 五百万石 アキツホ
キャラメル系な熟成の香り、樽のような風合いも。酸味がしっかりで切れがある。搾りの切れも良い
燗 60度くらいまで熱めに燗を付けて提案しましたが、味が崩れることもなく旨みが際立ってきます。鰹のなめろう、塩麹ヴィシソワーズ
睡龍 生酛純米酒 21BY 3,140円(税込み 3,297円)
アルコール分 15.0度 精米歩合 65% 原料米 山田錦 アキツホ
冷や 思ったほどの熟成感は感じられない、うっすら杏のような香りで酸味の重さがしっかり。甘味と苦味のバランスが強い。しっかり且つ面白い。アルコールが強い印象も。
燗 60度の燗でも負けない。甘味がよりいっそう強調される。
鶏とパプリカのナッツ山椒炒めなど、しっかりとした料理との相性が良くなります。
睡龍 生酛純米酒 19BY 3,140円(税込み 3,297円)
アルコール分 15.0度 精米歩合 65% 原料米 山田錦 アキツホ
香りクリーミー、甘味と酸味の旨みが凝縮。濃い印象もあるが、綺麗な飲み口を感じます。
燗 まろやかさが21BY以上に感じられます。熟成感もそれほど感じられずバランスが際立ってきます。これも同様に鶏とパプリカのナッツ山椒炒め
睡龍 生酛生詰純米酒 21BY 3,400円(税込み 3,570円)
アルコール分 15.0度 精米歩合 65% 原料米 山田錦 アキツホ
冷や 会の前日に入荷した日本酒です、どんな味わいかかなり期待をしつつ、試飲をしますと
個人的にあっさりとした印象が強くとても飲みやすい。(最後に飲んだからかもしれませんが)、
今までの睡龍の印象とはちょっと違うようにも思えました。
燗 ちょっと生の香りがありますが、それほど気にならない程度。スッと消える口当たりでドスンとくる印象とは違いますね。飲みやすいといえば飲みやすいですが、個人的には物足りないようにも感じてしまいます。
茸のリエット、夏野菜ラタトゥイユなど、鶏とパプリカのナッツ山椒炒め
料理の相性は広そうですね。
※生詰酒・・・基本的に日本酒は搾ってから2度火入れしますが、瓶詰めの前に火入れしてその後、瓶に詰めてから火入れしますが、瓶の火入れをしないのが生詰酒、瓶詰め前の火入れをしないのが、生貯蔵酒といいます。
料理はこちら
左からゆで卵の粕味噌漬け
鰹のなめろう
アスパラのピクルス
塩麹ヴィシソワーズ
茸のリエット
奈良漬クリームチーズ
夏野菜ラタトゥイユ
鶏とパプリカのナッツ山椒炒め
すみません、写真の写りがいまいちになってしまい。
さて、久々の日本酒試飲会でしたが、今回は、
冷や、燗、炭酸割りという形でご提案し
炭酸割りにいたっては、生もとのどぶの印象が強く、他がかすんでしまった印象でしたね。
やはり
冷や、燗という提案でいくのが良いのでしょう。
総合的には、
睡龍 生もと純米 生詰酒 21BYは、
冷や、燗とも評判が良かったです。
個人的には、
睡龍 生もと 純米酒 19BYの60度の
燗は、しっかりとした骨格と味わい深さは
良かったですね。ただ熟成した日本酒がすべてよいというわけではないので
生もと 生詰酒という評価は、一理あるかなと感じました。
確かに飲みやすく、燗にしてもバランスが保たれていますしね。、
ただ、物足りないという部分でもう少し味わいがあればと感じてしまい、
自分としては生もと 純米酒 19BYという評価に。
やはり、試飲会はやるべきだし、お客様の意見を再度確認することも大切だなと思いました。
全体的に睡龍をいただき、しっかりとして重く、強いという印象かと思いきや、柔らかく上品で料理と一緒にいただくとバランスがよりいっそう際立つ印象のほうがありましたね。
自分としては、今回は久々の会で、結構酔いが回るのが早かったですが。
さあ、反省もしながら、もっと日本酒について勉強しますよ。
来月は、毎年恒例企画、
とことん秋刀魚を食べつくす会。
詳細は、後日掲載します。
*小飼商店Facebookページ →
http://www.facebook.com/kogaisake
*小飼商店メールマガジン →
http://www.mag2.com/m/0001573878.html