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2012年3月15日木曜日

日本酒試飲会~扶桑鶴を語る 無事終了

ちょっと遅くなりましたが、今月11日開催の日本酒試飲会無事、終了いたしました。
今回は少人数制となりましたが、かなり有意義な討論会となり、
結果としては、良しかなと勝手に評価しております。
 
この試飲会は、妻の協力なしでは語れないところです。
妻の作った料理と、小飼商店の日本酒を用意して、
テーマをきめて皆さんでお酒の酒質や、食べ合わせ、温度帯などを赤裸々に皆で意見交換という内容。
最初は、どうなることかと不安だらけでしたが、無事終了し、ホッとしております。
場所は、こんな感じです。

 
 
今回の料理のお品書きを用意します。

料理御品書き
あっさり春キャベツ
(こちらの料理は、「花桐」店長の料理です。大変美味しかったです、有難うございます。)

左から
豆腐と人参の粕味噌漬け
牡蠣のオイル漬け
「酸味」  長芋の鰹梅和え 

 
 
扶桑鶴 酒粕 ポタージュ

 
御結び 二種

 
「苦味」  独活・筍・蕗の金平

 
 
「辛味」  鶏の 扶桑鶴塩麹 漬け焼き

 
「甘味」  扶桑鶴酒粕 パウンドケーキ

 
市川燻製屋本舗の燻製(市川さん大変有難うございます、とても美味しくいただきました。)

 
 
こちらの「酸味」、「苦味」、「辛味」、「甘味は、酒のアテを選ぶ際に、参考にしていただくために
明示しました。
自分もそうですが、日本酒のアテって、意外に浮かびませんからね。
 
料理は一気に出し、飲みながらどの料理に合うかを皆さんで討論しました。
 
日本酒は、私が最初に取引を始めたこともあり、
島根県の扶桑鶴を用意して皆さんで語り合いました。
 
蔵元 紹介
桑原酒場 (扶桑鶴)
1903年(明治36年)創業の島根県石見(いわみ)地方の益田市にある蔵元です。日本海側に面し、仕込み時期の冷え込みは厳しく、空気は清澄で酒造りに適した環境に恵まれています。この蔵のモットーは、地元産米を生かし存分に手間をかけ、また、生活に溶け込んだ酒として純米酒に力を注いでおります。新酒時の味に惑わされずにしっかりとした強い酒を造り低温で熟成させ、秋上がり、燗上がりするお酒を目指しております。名前の由来ですが「扶桑」は古い日本という意味だそうで、日本一の日本酒を造ろうという考えからついたと言われております


 
基本的に、冷や(常温)と燗(50度)で統一し、
その後皆さんで、冷や燗の温度の違いなどを試してみました。
料理も、「酸味」、「苦味」、「辛味」、「甘味」と用意していただき、
食べあわせを選びやすくしました。
 
 
日本酒一覧表(右から)
扶桑鶴 純米にごり酒 22BY
アルコール度 17.5度 日本酒度 +5.5 酸度 2.6  精米70% 
原料米 五百万石 絹娘(飯米)
こちらを日本酒2:炭酸1の割合でグラスに注ぎ乾杯
その後、冷や(常温)でのみ比べをしました。
とろっとした口当たりが濃厚で強い料理(濃いめのアテ)にも負けません。
マッコリに近いなどの意見も、確かに焼肉に合いそうですね。
次は、50度のお燗で飲んでみました。
味わいにまとまり感が出て、濃厚な味わいとは間逆な口当たり。変化の面白さが
ありましたね。
 
扶桑鶴 純米吟醸 佐香錦 21BY
アルコール度 15.5度 日本酒度 +2.0 酸度 1.8 精米55% 
原料米 佐香錦 使用酵母 協会9号
冷や 米のあまみがほのかに感じ、奥から苦味を感じました、
柑橘系なものとあわせたり、山菜など苦味のあるものも良いかなと感じました。
燗 吟醸香が香り、酸が引き立ち優しい味わいが広がります。
関西風おでんなどと相性が良いなどの意見がありました。

扶桑鶴 純米吟醸 雄町 21BY
アルコール度 15.5度 日本酒度 +8.5 酸度 1.9 精米55% 
原料米 雄町 使用酵母 協会7号
冷や 酸が立ち濃厚ではあるが、優しく柔らかい。牡蠣のオイル漬けや鯖など
燗 酸が優しく感じ、バランスが増します。独活の金平など
と相性が良いですね。
 
扶桑鶴 純米酒 高津川 22BY
アルコール度 15.5度 日本酒度 +2.5 酸度 2.2  精米70% 
原料米 五百万石 絹娘(飯米)
冷や 味わいがどっしりと重く深い。ただ喉越しはスーッと綺麗に洗い流す。
焼肉など、濃い食べ物と合いそう。
燗 酸が立ち、スイスイと喉に入る、豆腐の粕味噌付けなどとも

扶桑鶴 特別純米酒 22BY
アルコール度 15.5度 日本酒度 +7.5 酸度 1.8  精米60% 
原料米 麹米 佐香錦23% 掛米 神の舞77% 使用酵母 協会7号
ある意味すっきりとした口当たりでほのかな苦味も感じる。
ビターな印象。蕪の浅漬けなどとも相性がよさそう。
燗 香りほのかな米の甘味が立ちこめ、苦味と酸味の相性が揃う。筍の金平など 
 
扶桑鶴 特別純米酒 15BY
アルコール度 15.5度 日本酒度 +4.5 酸度 1.7  精米60% 
原料米 麹米 佐香錦 掛米 神の舞 使用酵母 協会9号
この日本酒は、扶桑鶴を最初に購入したタイプで、約8年の歳月が過ぎた日本酒です。
どのような変化をとげたかを知りたく、封を開けました。
22BYと比べると、バランスが明らかに違います、
旨みや尖った酸味もなくまとまり感が増します、
嫌な熟成感も少なく、良いバランスで調和されています。
酒粕ポタージュ、酒粕パウンドケーキにも相性がよかったです。
 
この後は、高津川 70度の飛び切り燗にしたり、
皆で飲みなおしを図りました。
時間もあっという間に過ぎ、気づくと21:00をまわってました。
 
本当に参加していただいた、お客様、料理をしていただいた妻に大変感謝です。
反省点もありますが、徐々に埋めて行きたいと思います。
 
また定期的に開催しますので、是非、興味のある方お待ちしております。
次回は、4月29日を予定しております。
日本酒は、後日公開します。

 
 

 


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